バルトリン腺嚢胞の切開から1週間。歩ける?お風呂は?心と体のリアル記録

セルフケア

切開してからちょうど1週間。
(できもの自体は出てきて9日目)

やっと、座る・歩く・日常を戻せる感じになってきた。
まだ完全じゃないけど、体が「戻りつつあるよ…」って言ってくれてる。

不安で検索しまくった過去の自分に向けて、そして同じ状況の人に向けて、
リアルだけを書いておくことにしました。

術後1〜2日目|ほとんど動けず。どの姿勢でもつらい時間

術後1〜2日は、とにかく動くたびに痛みが走る状態でした。
横向きでも仰向けでも、座っても立っても、どの姿勢が正解なのかわからないほど。

そっと体勢を変えて、息を整えながら、
「いつか必ず楽になるはず」と心の中で言い聞かせて過ごしていました。

短い距離を歩くだけでもゆっくり。
声にならないため息が自然と出るような、そんな2日間でした。

術後3〜4日目|少しずつ灯りが見えてくる

術後3日目あたりから、
痛みの波の中にも、「あ、さっきより楽かもしれない」という瞬間が増えてきました。

歩くスピードはまだゆっくり。
しゃがむときも、身体にそっと確認しながら。

出血は少しずつ落ち着いて、
シャワーも短時間であれば大丈夫に。

「無理をしなければ、今日も乗り越えられる」
そんな気持ちが、ふっと心に灯りました。

ただ、気持ちが追いつかない瞬間や、
体がついてこなくて不安がよぎる時もあります。

その度に、
「いまは回復の途中。焦らなくていい」
と、静かに自分に声をかけていました。

すこしずつ、ほんの少しずつ。
確かな変化を感じた3〜4日目です。

術後5〜6日目|日常がゆっくり戻る。そのなかで気づいたこと

術後5日目を迎える頃、
日常が少しずつ形を取り戻してきました。

短い家事ならこなせるようになり、
部屋の中を歩くたびに、
「普通に動ける」ということのありがたさをかみしめます。

ただ、調子に乗って動きすぎると、
まだ身体が「待って」と合図を送ってきます。
無理をしない。その線引きが大切だと感じました。

この頃になると、処置の瞬間のことがふっと思い出されます。

あの日、処置室の椅子に座って、
逃げ場のない痛みに息を止めてしまった時間。
麻酔があったのか、効く前だったのか、
それさえ思い出せないほどの衝撃でした。

今、こうして回復していることが、
どれほどの力を自分の身体が持っているのかを教えてくれる。

そう思うと、静かな感謝が湧いてきます。

普段の生活に戻りながら、
自分の身体に寄り添うという感覚が、
以前よりずっとはっきりと心にある。

5〜6日目は、そんな時間でした。

術後7日目|“普通”が少しずつ戻ってくる日

術後7日目。
ようやく、自然と歩けている自分に気づきました。

まだ長く座ると違和感は残りますが、
「痛みと向き合っている」という感覚から
「体が回復してくれている」に変わってきます。

皮膚のつっぱり感や、ふとした瞬間のチクッとした感覚。
それでも、一歩ずつ日常が戻ってくるのを
穏やかに見守りながら過ごす日。

あの日、涙が滲むほどつらかった時間も、
こうして少しずつ遠ざかっていく。

自分の身体に「よく頑張った」と
静かに声をかけたくなる、そんな一日でした。

術後1週間で、私が大切にしたケア

この1週間で意識していたのは、
**“清潔に、やさしく、無理をしない”**ということ。

  • 洗いすぎず、こすらず、ぬるま湯でそっと清潔に
  • コットン素材の下着や、ゆるい服装
  • ナプキンは肌当たりがやさしいもの
  • 湯船は控えて、短いシャワーで
  • 座るときはクッションで衝撃を分散
  • 痛みや疲れを感じたら、何より休む

ケアはただの作業ではなく、
「自分を丁寧に扱う時間」だと感じました。

それが、心を落ち着かせてくれる支えにも。


これは私の体験です

症状や回復のスピードは、人によってそれぞれ。
もし似た状況で「これって大丈夫?」と迷ったら、
どうか早めに病院を頼ってください。

婦人科は、恥ずかしさを乗り越える場所ではなく、
自分の身体を守るための場所だと気づけました。

次の記事|ケア用品と、受診前に知りたかったこと

次は、

  • 術後に本当に助かったフェムケアアイテム
  • 受診前に知りたかった準備
  • 心の持ち方のメモ

をまとめます。

同じ時間を過ごしている誰かの、
小さな安心につながったらうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました