40代からのセルフラブ ― セルフプレジャーを“自分を大切にする時間”に

はじめに

「セルフプレジャー」と聞くと、なんとなく恥ずかしい気持ちになったり、「自分には関係ない」と思う人も多いかもしれません。
でも私は、これもセルフラブ＝自分を大切にする習慣のひとつだと感じています。

誰かに見せるためではなく、自分自身の体と心に耳を傾ける時間。そう思うと、少し気持ちが軽くなりませんか？

40代になると体も心も変化が増えてきます。ホルモンバランスのゆらぎで気分が落ち込みやすくなったり、眠りが浅くなったり。
そんなときに「自分をいたわる」時間を持つことは、心の休息にもつながります。

セルフプレジャーには、リラックスを感じやすくなったり、自己肯定感を高めるきっかけになったりする面があります。
「特別なことをする」というより、自分を知り、自分を認めてあげる行為だと考えると、自然とセルフラブの一部になるんです。

「恥ずかしい」「罪悪感がある」「家族に知られたらどうしよう」――そう思うのはとても自然なことです。
私も最初は同じように戸惑いがありました。

でも、“誰のためでもなく、自分のための時間”と捉えると、少しずつ気持ちがラクになっていきました。
無理をする必要はありません。「できそうかな」と思える日だけ、自分を優しく扱ってあげる。それだけで十分です。

まずは、安心して過ごせる環境を整えること。
静かな時間や、ひとりになれるタイミングを見つけるだけでも気持ちが落ち着きます。

体のケアとしては、あらかじめ入浴して体を温めたり、デリケートゾーンをやさしく保湿するのもおすすめです。乾燥を防ぐだけでも、安心感が違います。
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セルフプレジャーと聞くと、すぐに特別なグッズを想像するかもしれませんが、最初は必要ありません。
保湿オイルやジェルを取り入れるだけで、摩擦を減らして心地よく過ごすことができます。

「興味はあるけど不安」という方には、リラックス用の小さなマッサージ機器もあります。
ただし無理をせず、短時間・弱めから試してみるのが安心です。

自分の体の反応を知ることは、パートナーとの関係にも役立つことがあります。
「ここが落ち着く」「今日はこうしてほしい」と伝えやすくなることで、コミュニケーションが前向きになっていきます。
セルフプレジャーは、決して“隠すべきもの”ではなく、自分を理解するための時間でもあるんです。

大切なのは、無理をしないこと。
違和感や痛みが続くときは婦人科で相談するのが安心ですし、プライバシーを守るために購入はネットを利用するなど、自分に合った工夫をしてみてください。

セルフプレジャーは「いやらしいこと」ではなく、自分を大切にするセルフラブの一部です。
誰かに見せる必要も、上手にする必要もありません。
“今日は自分をいたわろう”と思えたときに、少しだけ時間をとる。その積み重ねが、40代からの心と体をラクにしてくれます。

👉 次回は「セルフラブに役立つ、やさしいグッズ選び」について紹介していきます。